2008年8月12日火曜日

ブログ移転のお知らせ

お待たせいたしました~
さんでぃの徒然草をいつも読んでいただいて、ありがとうございます。
「さんでぃの徒然草」は私が鹿屋市国際交流員として書いたブログでした。

でも、今はもう国際交流員の仕事が終わりましたので、さすがにまた同じブログで書くのも少し違和感があります。

ということで、別のアドレスで、別のブログでまた「さんでぃの徒然草」をはじめたいと思います~

ではでは、皆様~ぜひここにチェックしてくださ~~い☆

http://sandytsure.blogspot.com

よろしくです!!




サンディ・ファン

2008年7月24日木曜日

4年間、お世話になりました

みなさんは多分ご存知だと思いますが、私は今年7月末で鹿屋市国際交流員の仕事を終了します。

そして、今日、7月24日には私の最後の勤務日です。

微妙な心境ですね。正直。なんだかまだ仕事が終りそうな気がしないです。(そうか、日曜日にも鹿屋市国際交流協会のみんなと一緒に鹿屋夏祭りに参加するしね^^)

鹿屋にいる4年間には様々な人々に出会えて、色々な貴重な経験を得ました。私は子供のときから周りのたくさんのやさしい人たちに恵まれてきました。中国語では「貴人」(グエレン)って言います。私は鹿屋でたくさんの「貴人」に出会えて、本当に素晴らしい4年間を過ごしました。

みなさんにもうすぐカナダに帰るよって伝えたら、いつも「カナダに帰ったら何をするの?」と聞かれます。そうですね。実は今はまだ決まっていません。私の人生は今までずっと成り行きで生きてきました。中学校卒業して、家族と一緒にカナダへ移民、大学もなんとなく隣の州のアルバータに行ってしまって、静岡に留学もできて、まさか本当に念願の日本での仕事もできました。これからは何が私を待っているか楽しみですね~

鹿屋のみなさん、4年間、本当にお世話になりました!これは決してさよならじゃないです。鹿屋は私にとってずっと帰って来たい場所です。また会いましょう~~Bye-Bye~~~

2008年6月10日火曜日

Discovery: Vancouver ウィズ サンディ~

5月29日(木)~6月4日(水)に鹿屋市国際交流協会主催の「サンディと行く~ディスカバリー:バンクーバーの旅」を行いました!初めてツアコンを勤めましたが、がんばってまいりました~

5泊7日の日程で、バンクーバーメトロ市内から、北バンクーバー、バーナビー(東の方)、ビクトリア(西)、リッチモンド(南)を制覇して、本当に欲張りの旅になりましたよ~
▲スタンレーパークにて記念撮影(後ろはバンクーバーのライオンズゲートブリッジ)

▲キャピラノ吊橋にて

▲UBC人類学博物館にてカナダ原住民(First Nation)について学ぶ

▲バンクーバー地元のスーパーにて見学

▲ビクトリアのブッチャート・ガーデンの百花繚乱に魅了される

これからまたホームページなどで旅行の詳しい報告をアップしたいと思いますので、乞うご期待~

2008年4月24日木曜日

鹿屋市民族館

先週土曜日は友人と垂水の高峠に行き、ツツジを見に行きました…が、まだ見ごろではないようなので、少しだけ咲いていました。。。

帰りの途中は鹿屋市民族館に寄りました~

前はよく遊びに行きましたが(遊びって言っても、仕事で上司たちに付いて行ったりしました...へへ)、最近はあまり行くチャンスがなくて、久しぶりでした。

民族館の中では民族衣装の試着、世界のおもちゃの遊び体験、そして、世界の楽器に触れることができます~職員の佐藤さんと山下さんが色々考えて、中のディスプレイを分かりやすく展示しています。特に楽器のところは面白いです~音楽が得意の佐藤さんはほとんどの楽器を演奏することができて、リクエストすれば、喜んで生演奏をしてくれるんです!(右)民族衣装の試着などの体験は全て無料です!

もう一つ楽しいことは民族館でなんとコーヒーの喫茶コーナーがあります!民族衣装を試着して、オモシロゲームやバンブーダンスにチャレンジして、民族楽器を触れて~最後はおいしいコーヒーを飲むのが最高ではないですか??!!喫茶コーナーの隣に、アフリカなどからのエスニック小物販売のディスプレイもありますよ~

そういえば、ゴールデンウィークの時には隣のKAPICセンターと共同でクイズなどのイベントを共催するみたいです。みなさんもGWの時、鹿屋市民族館やKAPICセンターに遊びに行きませんか?


鹿屋市民族館

開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(月曜が祝日の時は火曜日)、年末年始

入館料:無料
住所:鹿児島県鹿屋市上高隈町3779-1
連絡先:0994-45-2872

2008年4月10日木曜日

Vancouver Cherry Blossom Festival

最近鹿児島は連日の雨や強い風の影響で、せっかくきれいに咲いている桜がほとんど散ってしまいました…今年まだ花見をしていなかった私…残念です。


先日バンクーバーにいる妹から聞いて、バンクーバーのダウンタウン周辺には今桜が満開だそうです!!もともと日本から親善の印として送られてきた桜木は現在バンクーバー市内に3万6千本が植えられて、どこでもピンク色に染められているそうです。

そして2005年にバンクーバーの3月は正式に「さくら月」になって、「バンクーバー チェリー ブロサム フェスティバル」(Vancouver Cherry Blossom Festival)が始まりました。今年は3年目になり、3月から4月20日まではフェスティバルがずっとバンクーバーダウンタウン周辺で行われています。催し物はほとんど日本と関係あること:英語で俳句を作ろう、生け花実演、さくら絵画コーナー、日本茶道ワークショップなど盛りだくさんです!!

イベントは日加協会と日加商工会議所によるスポンサーがあって、かなり一大イベントです~♪

バンクーバーの春はまだまだ寒いですが(最高気温は7℃!)、お外で桜並木を見ながらお散歩やジョギングをする人たちも少なくないです。

余談ですけど、バンクーバーはカナダの中でどんな花でも大きく咲くということがあります。カナダの中でバンクーバーの天気が一番温暖なので、花や葉っぱもカナダのほかのところより一回り大きいみたいです。ですから、トロントも一応桜木が植えています(同じく日本からのプレゼント)が、バンクーバーの桜は少し大きいようです。

あ~花見したいです~

2008年4月9日水曜日

日本の都道府県ランキング

私は普段あまりテレビを見る時間がないので、毎週同じ時間でドラマを見るというのは結構難しいです。(もちろん「篤姫」は例外です~)でも、ドラマが入れ替わる時期に面白いSP番組を見るのが好きです。

「カラオケを歌詞を見ないで唄い切る100万賞金をもらうSP」とか「日本のオモシロCM」とかは必ずビデオで録画してみますね。

そして、一番好きなのは「日本の都道府県ランキング」です☆

日本人ではないですが、なんとなく今住んでいる鹿児島県のランキングが気になって仕方がないです。一時期も日本の町ランキングのSPで鹿屋が日本3番目暮らしやすい町だと選ばれましたが…ふふ。

それぞれのテレビ局はこのようなランキングをやっていますが、先週日曜日にT〇S系のテレビ局の「ニッポン県民性発表SP」番組では鹿児島県が「キレイ好き」のランキングで3位でした。だけど、私が鹿児島が絶対1位だと思った「日本一めげない県」はなんと青森県でした。まぁ、青森県は毎年の冬に大雪で、県民たちは毎日毎日で雪かきをしているということですね。ちょっとインターネットで調べたら、なんと青森県は「健康雪かき体操」運動もあるそうです。さすがですね~

毎回こんな番組を見て、もっと日本のことを詳しく分かるのですね~面白い!

2008年3月31日月曜日

篤姫にアツアツ

今年に入ってから、NHKの大河ドラマ「篤姫」が鹿児島で大きな話題になり、鹿児島市ドルフィンポートや指宿に「篤姫館」などができて、久しぶり鹿児島も大勢な観光客が殺到して、かなりブームになっていますね。

私も今までちゃんと大河ドラマを見ませんでしたが、今毎週日曜日8時にテレビの前にいるようになりました。最初は宮崎あおいちゃんが鹿児島弁をしゃべってないことに気にしてしまい、少し拒否していました、ある日ホストファミリーと一緒に見て、何だか面白くて(特に、ドラマに出ている鹿児島の場所が気になってきて)、あれ以来毎週見るようになりました。

もしかして日本全国の中で、「篤姫」視聴率が一番高いのはやはり鹿児島県ではないのかな?なんて思いましたね(笑)でも、分かる気がしますね~

鹿児島に来る前に、静岡大学で留学したときに、フジテレビで「大奥」のドラマにフィクション化された「天璋院」は菅野美穂さんが演じていて、かなりのはまり役でした。毎週火曜日は必ず見てました。そして、まさか自分が薩摩藩であった鹿児島県に来ると思わなかったのです。

そして、今大河ドラマも篤姫がヒロインになり、嬉しいことです~今は頑張って原作の「天璋院 篤姫」を読んでいます。久々に辞書を手にしました(笑)まぁ、でも原作のおかげで、もっと島津家のことを勉強になりました~

せっかく鹿児島にいますから、篤姫ゆかりの旅でも出かけようかな~☆

2008年3月9日日曜日

Cinderella: A Play

先週の土曜日はリナシティかのやのリカレント講座発表会の日でした。

うちの英会話講座 “サンディ・FUN・イングリッシュ”は創作劇「シンデレラ」をしました~

去年の11月から少しずつ練習して、本番前日もホールでドレス・リハーサルを行いました。正直、リハのとき、かなり心配でしたがーー。だって、素人たちばかりで、だれも舞台のことを知らないし、台詞を覚えるだけでも精一杯でしたね。でも、当日にみんななりきって、結構上手にできて、びっくりしました!!最後、自分も少し感動してしまって、涙が出てしまって…(笑)

当日はビデオを撮ってもらいました~記念として、タイトルとクレジットも入れてみました。初めてこういうビデオの編集をして、結構楽しいです~講座生たちにはDVDをプレゼントします!

どうぞご覧ください~

シンデレラ劇 Cinderella: A Play (Part I)

Cinderella: A Play (Part II)




Cinderella: A Play (Part III)


2008年2月19日火曜日

Pink Please~

今日は小学校訪問の日でした。

5年生の子供たちと洋服の単語とお店で使う簡単な英会話の練習でした。結構簡単な会話です:
A(店員):May I help you?
B(客):_______, please. [___に洋服のアイテムを入れる]
A:What color?
B:______, please. [____に色を入れる]
A:What size?
B:S/M/L, please.
A:Here you are.
B:Thank you!

最初は会話が長いから、覚えきれないのではないかと心配していましたが、何回もみんな繰り返して練習したらなんとなく慣れてきたみたいで、最後は各班に2人が代表で発表してもらって、結構よくできましたよ~

洋服のアイテムの中に、スカートがあって、男子たちはみんな買わないようにしていました…が、

代表として発表した男子たちの中に、2人が以下の会話をしてました:
A: May I help you?
B: Skirt, please.
A: What color?
B: PINK! please *ウィンク*
A: What size?
B: SMALL! please
A: Here you are.
B: Thank you~ *投げキス*
ここまで冗談で言えて、結構英語に慣れてきた証拠ですね~~
へっへ~これからもずっとこんな楽しく英語を学んでくれればいいのね~

2008年2月13日水曜日

Book Review:タイムトラベラーズ・ワイフ


先週土曜日は久しぶりに本を読みました。

この2年間あまりちゃんと座って本を読んでいなくて、頭が少し馬鹿になっていたような気がしました(汗)。ずっと前に買った本:「The Time Traveler’s Wife」(タイムトラベラーズ・ワイフ)をやっと手にして読みました。カナダにいる友人が教えてくれたタイトルで、めちゃくちゃ薦められました。

大体の話は、シカゴ在住のヘンリーという図書館職員が小さい頃からなんとタイムトラベルという奇妙な能力を持ち、大人になって自分と結婚するクレアの子供の頃と少女時代にタイムスリップをし、お互いの人生の過去、将来と現在の時間がこのタイムトラベルによって影響されます。(ちなみに、物語の設定ではヘンリーは自分がいつ、どこへタイムスリップすることが決められないことです。そして、その時間に行くとヘンリーは何も持っていけないので、いつも真っ裸で出てくるの…だから、仕方なくどこか洋服やお金を盗みます。)

今までテレビや小説に書かれているタイムスリップの話では、過去にタイムスリップした人が歴史を変えて、未来を変えるという展開が多いのですが、この本の主人公ヘンリーは一切歴史を変えないでいました。

図書館職員のヘンリーはクレアに出会う前に、どうしようもない奴でした…アル中で、女関係が荒くて、ダメ人間でも言えるような男でした。彼は5歳頃大好きな母親を失い、そのせいで父親も彼を育てることを放棄し、アルコール依存症になって、ヘンリーはずっと一人で生きていました。クレアに出会って、少しずつ自分の人生に向き合いました。大人になったヘンリーはクレアの子供時代と少女時代に行き、彼女の人生にも影響を与えます。

…結構複雑でしょう?私も思います。

でも、実際に読み出してみると、なかなか止まらなくて最後まで一気に読み終わりました。

テーマはどっちかというと、やはりラブストーリーですが、その上にまた少し哲学のテーマがあります。人間にとって、過去・現在・未来という3つの時間は一直線で続くのではなく、実はそれぞれ3つの空間でそれぞれ存在しているのでは?

考えさせますね…

物語の内容をあまり説明過ぎるとネタバレになりますので、ここでやめときます(笑)。私は英語版のトレード・ペーパーバック版を読んだのですが、インターネットで調べたら、日本語翻訳版(文庫版)もあります。皆さんも興味があったら、読んでみませんか?

2008年2月8日金曜日

スポーツ観るぅ?

先週の日曜日はアメリカのフットボールのスーパーボウル(SuperBowl)でした。ニューヨーク・ジャイアンツが久しぶりに優勝して、NYの人々は大喜びでした。フットボールのことが好きじゃない方てもこのスーパーボールを観るのです。毎年このスーパーボウルの視聴率は最高60%にも達して、まさに一番期待されている番組です。そして、この放送してる3~4時間の間に一つの30秒のCMスポットを購入するにはなんと最高270万ドルだそうです。スーパーボウルのCMの伝統では有名な監督が有名な俳優や女優を呼んで、30秒で勝負できるCMが有名なので、私みたいに別にアメリカンフットボールに興味がなくても、CMが目的で試合を見る人もたくさんいます。

ここで、皆さんに今年のスーパーボウルに放送されたペプシ(Pepsi)のCMを紹介します~出演はポップ歌手のジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)です。色々大変だったかもね…(汗)



どうでしょう…面白いCMだけでも価値があるでしょう。このSuperBowl...??

2008年1月24日木曜日

北米のテレビ事情

寒いですね…最近朝起きるのに段々辛くなっていますね。寒い天気になるとやはり家でごろごろして、テレビでも見るのが一番いいでしょう。


1月になって、日本も新しいドラマが始まっていますね~面白いドラマを見るのが楽しみですね。
一方、アメリカのテレビ事情はかなり違います。
アメリカのハリウッド(Writer's Guild of America: アメリカの脚本家連盟)の脚本たちは昨年の11月からストライキをはじめ、クリスマスのスペシャル番組もキャンセルされ、新しいドラマの番組もなかなか制作にならず、ずっと停滞したままです。人気なドラマ「ロスト」、「ヒーローズ」などは完全にプロダクションが停止され、新しいエピソードが制作されていないです。そして、日本人によく知られている「24-TWENTY-FOUR」は1月に始まる予定でしたが、未だにシーズン7の第1話が放送される日にちが決まらないです。
カナダのテレビは逆にこのストライキで、カナダによる制作された番組の視聴率が高くなり、結構ポジティブな影響ですが(笑)。でも、うちの妹たちはやっぱり「ヒーローズ」などが見たいから、毎日イライラしています。
では、どうしてこのストライキが始まったのでしょうか?
実はアメリカのテレビや映画の脚本家たちは自分の仕事の分には給料が少ないと訴え、インターネットにて放送される番組や映画の版権にも給料に支給してほしいと言っています。しかし、テレビネットワークと映画制作会社のボスたちは、インターネットの放送(例えば、iTuneやYouTube)では視聴率として扱えないので、そのリクエストを拒否しています。両方とも妥協しないまま、このストライキは3ヶ月も続いてきました。 (詳しい記事はこちらへ
そして、脚本家たちを支持する俳優たちは例年の1月にあるゴールデン・グローブ授賞式に出席しないように示したので、授賞式がキャンセルされました。このままじゃ、例年3月にあるアカデミー賞の授賞式もキャンセルされるのではないかと予想されています。
昨日テレビニュースで、映画「モンゴル」はアカデミー賞でノミネートされ、主演の日本人俳優の浅野忠信が「授賞式に行きたい」と言いましたね…授賞式自体がキャンセルされなきゃいいんですけどね…

2008年1月21日月曜日

All the Invisible Children

2月24日(日)に鹿屋市国際交流協会はリナシティかのやのホールで「それでも生きる子供たちへ」の映画上映会を行います。ここで、この映画について簡単に内容と見どころを紹介しちゃいます~サンディによる「Sneak Preview」です☆

「それでも生きる子供たちへ」の映画は2002年にイタリアの有名な女優マリア・グラッツィア・クチノッタ、キアラ・ティレシとその友人で、イタリアパートを監督したステファノ・ヴィネルッソが、世界中の子供たちの窮状を救うための映画を作ろうと立ち上がった企画でした。7人の監督が自分の視点で7つの物語を描き、感動を送るドラマを作り上げました。

まずは1作目の「タンザ」はルアンダ代表で、アフリカに今でも存在している少年兵士の物語です。主役のタンザは学校へ行く夢を見ながら、ゲリラ部隊に強制的に入隊させられています。ある日リーダーにある建物に爆弾を入れようと命令されました。ビルに入ったら、実は村の学校でした…映画の中少年たちの歌や映像で表現されたアフリカ大地の暖かさと、少年たちの手に持っている銃と対比しています。

2作目の「ブルー・ジプシー」はセルビア・モンテネグロ代表で、窃盗罪で刑務所に入った少年がもうすぐ出所するが、外より刑務所の中の方が自由に生きていられる話です。ユーモアを交えて、監督のエミール・クストリッツァは厳しい現実に遭っている子供たちにとっての自由は、私たちが考えている自由と反対の意味を持つということを知り、彼らは金を使い果たしたときや冬の寒い季節には、軽犯罪を犯すことで刑務所に戻ろうとする現実に驚き、この映画の内容を考えたそうです。

3作目はアメリカ代表のスパイク・リー監督が手掛けた「アメリカのイエスの子ら」です。麻薬常習者の両親はHIV感染者で、自分もHIV胎内感染されて生まれた「エイズ・ベイビー」であるブランカは学校でいじめられてやっと知った女の子の話です。脚本はリーの妹と弟がエイズ感染者にインタービューして書き上げたものです。映画の中にブランカの父親が「エイズという病気なんては政府の陰謀だ。その薬を飲んでただもっと体が悪くなるのだ」という考えを持っているHIV感染者も少なくもないと述べました。

ブラジル代表の4作目「ビルーとジョアン」にはサンパオロ市にある市場で鉄くずと段ボールを拾い、廃材屋に売る兄妹の話です。ストリート・チルドレンの二人は徹夜でゴミを拾って、大人の手伝いをしながら、稼いだお金でステーキやフライドポテトを食べる夢を見ています。監督のカティア・ルンドはブラジルのファベーラ(貧民街)の現実を子供たちの目線で描写します。

5作目の「ジョナサン」はイギリス代表のリドリー・スコットと娘のジョーダン・スコットの作品です。戦場で様々な残酷な現実をカメラで撮ってきたフォトジャーナリストが戦場へ再び旅立つのに怖がり、少年時代の友人に出会い、自分も少年時代に戻ってしまいます。そうして森で子供たちと遊んでいるうちにたどり着いたのは、家や車がくだけ散った戦場の焼け跡だった話です。少し超現実的な作品であり、夢のような森の映像も見どころです。

そして、6作目はイタリア代表の「チロ」です。監督のステファノ・ヴィネルッソはお金持ちから高級品を盗み、移動遊園地を経営しているボスにその高級品を売る少年の話を贈ります。夕焼けに遊園地の灯りは主人公チロの寂しい目に映していて、子供でありたい彼の姿に気が滅入ります。

最後の作品は中国代表のジョン・ウーによる二人の可愛い女の子たち「桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)」の話です。裕福な家庭で生まれてきたソンソンと孤児のシャオマオは一つの人形で結びつきます。人間的な感情を描写するテクニックの上手なウー監督が贈る心に届く作品です。(ハンカチをお忘れずに!)

それぞれの映画は20分だけですが、短い間に心に打ち、笑や涙を誘います。綺麗な映像と音楽に合わせられ、十分楽しめる2時間になります。作品の中に「この世の中で、平和の日々を知らない子供たちがいる。しかし、この子たちは生きるために強い能力とお互いを支えあう絆を持っている」という言葉があります。特に大人になっている私たちは子供の気持ちを忘れがちであります。この映画の原題は「All the Invisible Children」で「この世で見えない/忘れられている子供たち」の意味です。ぜひこの映画を見て、私たちが忘れている子供たちをもう一回思い出してください。

お得な前売り券は鹿屋市国際交流協会事務局とリナシティかのや3Fホールにて好評発売中!!ぜひこのチャンスをお見逃しなく~~

2008年1月9日水曜日

新年快楽

今さらですが、新年明けましておめでとうございます!!今年もさんでぃの徒然草をどうぞよろしくお願いします~



タイトルの「新年快楽」は中国語で「あけましておめでとう」という意味です~

2007年はあっという間過ぎて、これから2008年も素晴らしい一年であるといいですね☆