2008年1月24日木曜日

北米のテレビ事情

寒いですね…最近朝起きるのに段々辛くなっていますね。寒い天気になるとやはり家でごろごろして、テレビでも見るのが一番いいでしょう。


1月になって、日本も新しいドラマが始まっていますね~面白いドラマを見るのが楽しみですね。
一方、アメリカのテレビ事情はかなり違います。
アメリカのハリウッド(Writer's Guild of America: アメリカの脚本家連盟)の脚本たちは昨年の11月からストライキをはじめ、クリスマスのスペシャル番組もキャンセルされ、新しいドラマの番組もなかなか制作にならず、ずっと停滞したままです。人気なドラマ「ロスト」、「ヒーローズ」などは完全にプロダクションが停止され、新しいエピソードが制作されていないです。そして、日本人によく知られている「24-TWENTY-FOUR」は1月に始まる予定でしたが、未だにシーズン7の第1話が放送される日にちが決まらないです。
カナダのテレビは逆にこのストライキで、カナダによる制作された番組の視聴率が高くなり、結構ポジティブな影響ですが(笑)。でも、うちの妹たちはやっぱり「ヒーローズ」などが見たいから、毎日イライラしています。
では、どうしてこのストライキが始まったのでしょうか?
実はアメリカのテレビや映画の脚本家たちは自分の仕事の分には給料が少ないと訴え、インターネットにて放送される番組や映画の版権にも給料に支給してほしいと言っています。しかし、テレビネットワークと映画制作会社のボスたちは、インターネットの放送(例えば、iTuneやYouTube)では視聴率として扱えないので、そのリクエストを拒否しています。両方とも妥協しないまま、このストライキは3ヶ月も続いてきました。 (詳しい記事はこちらへ
そして、脚本家たちを支持する俳優たちは例年の1月にあるゴールデン・グローブ授賞式に出席しないように示したので、授賞式がキャンセルされました。このままじゃ、例年3月にあるアカデミー賞の授賞式もキャンセルされるのではないかと予想されています。
昨日テレビニュースで、映画「モンゴル」はアカデミー賞でノミネートされ、主演の日本人俳優の浅野忠信が「授賞式に行きたい」と言いましたね…授賞式自体がキャンセルされなきゃいいんですけどね…

2008年1月21日月曜日

All the Invisible Children

2月24日(日)に鹿屋市国際交流協会はリナシティかのやのホールで「それでも生きる子供たちへ」の映画上映会を行います。ここで、この映画について簡単に内容と見どころを紹介しちゃいます~サンディによる「Sneak Preview」です☆

「それでも生きる子供たちへ」の映画は2002年にイタリアの有名な女優マリア・グラッツィア・クチノッタ、キアラ・ティレシとその友人で、イタリアパートを監督したステファノ・ヴィネルッソが、世界中の子供たちの窮状を救うための映画を作ろうと立ち上がった企画でした。7人の監督が自分の視点で7つの物語を描き、感動を送るドラマを作り上げました。

まずは1作目の「タンザ」はルアンダ代表で、アフリカに今でも存在している少年兵士の物語です。主役のタンザは学校へ行く夢を見ながら、ゲリラ部隊に強制的に入隊させられています。ある日リーダーにある建物に爆弾を入れようと命令されました。ビルに入ったら、実は村の学校でした…映画の中少年たちの歌や映像で表現されたアフリカ大地の暖かさと、少年たちの手に持っている銃と対比しています。

2作目の「ブルー・ジプシー」はセルビア・モンテネグロ代表で、窃盗罪で刑務所に入った少年がもうすぐ出所するが、外より刑務所の中の方が自由に生きていられる話です。ユーモアを交えて、監督のエミール・クストリッツァは厳しい現実に遭っている子供たちにとっての自由は、私たちが考えている自由と反対の意味を持つということを知り、彼らは金を使い果たしたときや冬の寒い季節には、軽犯罪を犯すことで刑務所に戻ろうとする現実に驚き、この映画の内容を考えたそうです。

3作目はアメリカ代表のスパイク・リー監督が手掛けた「アメリカのイエスの子ら」です。麻薬常習者の両親はHIV感染者で、自分もHIV胎内感染されて生まれた「エイズ・ベイビー」であるブランカは学校でいじめられてやっと知った女の子の話です。脚本はリーの妹と弟がエイズ感染者にインタービューして書き上げたものです。映画の中にブランカの父親が「エイズという病気なんては政府の陰謀だ。その薬を飲んでただもっと体が悪くなるのだ」という考えを持っているHIV感染者も少なくもないと述べました。

ブラジル代表の4作目「ビルーとジョアン」にはサンパオロ市にある市場で鉄くずと段ボールを拾い、廃材屋に売る兄妹の話です。ストリート・チルドレンの二人は徹夜でゴミを拾って、大人の手伝いをしながら、稼いだお金でステーキやフライドポテトを食べる夢を見ています。監督のカティア・ルンドはブラジルのファベーラ(貧民街)の現実を子供たちの目線で描写します。

5作目の「ジョナサン」はイギリス代表のリドリー・スコットと娘のジョーダン・スコットの作品です。戦場で様々な残酷な現実をカメラで撮ってきたフォトジャーナリストが戦場へ再び旅立つのに怖がり、少年時代の友人に出会い、自分も少年時代に戻ってしまいます。そうして森で子供たちと遊んでいるうちにたどり着いたのは、家や車がくだけ散った戦場の焼け跡だった話です。少し超現実的な作品であり、夢のような森の映像も見どころです。

そして、6作目はイタリア代表の「チロ」です。監督のステファノ・ヴィネルッソはお金持ちから高級品を盗み、移動遊園地を経営しているボスにその高級品を売る少年の話を贈ります。夕焼けに遊園地の灯りは主人公チロの寂しい目に映していて、子供でありたい彼の姿に気が滅入ります。

最後の作品は中国代表のジョン・ウーによる二人の可愛い女の子たち「桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)」の話です。裕福な家庭で生まれてきたソンソンと孤児のシャオマオは一つの人形で結びつきます。人間的な感情を描写するテクニックの上手なウー監督が贈る心に届く作品です。(ハンカチをお忘れずに!)

それぞれの映画は20分だけですが、短い間に心に打ち、笑や涙を誘います。綺麗な映像と音楽に合わせられ、十分楽しめる2時間になります。作品の中に「この世の中で、平和の日々を知らない子供たちがいる。しかし、この子たちは生きるために強い能力とお互いを支えあう絆を持っている」という言葉があります。特に大人になっている私たちは子供の気持ちを忘れがちであります。この映画の原題は「All the Invisible Children」で「この世で見えない/忘れられている子供たち」の意味です。ぜひこの映画を見て、私たちが忘れている子供たちをもう一回思い出してください。

お得な前売り券は鹿屋市国際交流協会事務局とリナシティかのや3Fホールにて好評発売中!!ぜひこのチャンスをお見逃しなく~~

2008年1月9日水曜日

新年快楽

今さらですが、新年明けましておめでとうございます!!今年もさんでぃの徒然草をどうぞよろしくお願いします~



タイトルの「新年快楽」は中国語で「あけましておめでとう」という意味です~

2007年はあっという間過ぎて、これから2008年も素晴らしい一年であるといいですね☆